育児

2021年6月 8日 (火)

不登校の中学生を持つ保護者に役立つサイト

非常に役立つサイトを見つけました。

中3不登校からの進路未来-母の情報メモブログ-

というサイトです。

 

不登校の子どもたちやその保護者の方に非常に役立つ情報が満載のサイトだと思います。

 

子どもたちの体験談

例えば、不登校の子どもたちの体験談が100人以上の体験が掲載されています。

体験談が書かれているサイトは、それなりにあるのですが、1箇所で100人上の体験談が読めるというのは、見たことがありません。

フリースクールなどでも、体験談が紹介されていますが、そのフリースクールの良いところが強調されている内容が多いように思います。

こちらでは、本当に様々な道筋を通って成長していった子どもたちの声が紹介されています。

今現在不登校になっている子どもたちにもぜひ読んでほしい内容です。

 

不登校の子どもたち向けの学習教材や学習方法

また、不登校の子どもたちに役立つ学習教材や学習方法についての解説記事もたくさんあります。

不登校の子どもたちは色々と心理的なサポートを必要としていることが多いのですが、学習面もサポートが必要です。

私も、学習教材や学習方法については、情報を集めたり、情報提供したいと思っていたのですが、全く手つかずです。

こんなふうに、しっかりと情報を集めて発信してくれているサイトがあることが感激です。

 

不登校の中学生の保護者の方は、一度見に行ってみると良いのではないかと思います。

 

2019年12月16日 (月)

不登校・登校しぶりの子どもたちへの家庭での対応について解説しました

 子育てカウンセリング・リソースポートには、小中学生不登校の子どもたちの相談で保護者の方がたくさん相談に来られています。リソースポートでは、子どもたちと直接カウンセリングをすることよりも、保護者様との相談を重視しています。

 一つは、親のサポートの中で成長していけることが、小中学生の子どもたちにとって、一番の安心とプラスになるからです。ご家庭でのお子様へのかかわり方や声かけについて、一緒に考えて、具体的な良い方法をリソースポートからご提案するようにしています。

 不登校の子どもたちをご家庭でサポートすることは、色々と悩んだり迷ったりすることも多いと思います。例えば、学校へ行きたくないと言われたときにどうしたら良いか、朝起こすにはどうしたら良いか、勉強はどうしたら良いか、高校に進学できるんだろうか、などなどです。

 そういったことを、リソースポートでは、具体的な場面をお聴きして、それに応じた具体的な言葉かけの方法や返し方について、一緒に考えて、具体的な方法をご提案しています。それは、理論と経験の両方に基づいたものです。

 保護者様とのカウンセリングの中で話題になっていることを、少しずつブログの解説記事に書きためてきました。それらが、かなりの分量になったので、ホームページのまとめ記事としてアップしました。読んでいただくだけで、色々なヒントが得られるのではないかと思います。
 以下のような内容です。

不登校・登校しぶりをどう理解するか?

 不登校や登校しぶりの状態にある子ども達へは、「どう対応したら良いか?」、「どう支援したら良いか?」ということに焦点が当たりがちです。「どう対応するか?」「どう支援するか?」よりも、まずは「どう理解するか?」の方が大切です。「どう理解するのか?」について解説しました。

・不登校という状態をどう捉えるか?
・お子様の状態は波のように変化します
・不登校の解決とは何でしょうか?

登校しぶりの子どもを親がどう支えるか?

 登校しぶりのお子様は、日によって学校へ行けたり行けなかったりします。朝の様子によって、保護者様も気持ちにゆとりがなくなってしまいがちです。声かけによっては逆効果になってしまうことも、よくあることです。登校しぶりの子どもたちをご家庭で保護者様がどんなふうにサポートすれば良いでしょうか?

・登校しぶりの対応 「学校へ行きなさい」と言ってはいけない
・登校しぶりから良い変化につながる3つの大切なこと
・登校しぶりの子どもを朝起こすには
・小学校新入生の登校しぶり

不登校の子どもたちを親がどう支えるか?

 ちょっとした会話のやり取りから、子どもたちをサポートすることが大切だと思います。それは、家族だからこそできることでもあります。色々な場面で、どんなふうに声かけしたり、かかわったりしたら良いかについて、書いてみました。

・不登校の子どもと解決志向アプローチで会話しよう
・「学校へ行きたくない」と言われた時の応え方
・カウンセリングは本人でしょうか、保護者でしょうか?

不登校と勉強について

 不登校の子どもたちにとって勉強は、大きなハードルです。無理に勉強させようとすると、色々ともめてしまうことも生じがちです。しかし、放っておいても、勉強から遠ざかってしまうと、それも学校に行けない要因になってしまいます。勉強について考えてみます。

・不登校の子どもにお勧めの勉強
・不登校の中学生も高校に進学しています
・不登校の子どもに学校の話をしてはいけない?

ぜひ、以下のページからご参照ください。
 不登校への家庭でのサポートや対応について|リソースポート

2019年11月26日 (火)

茨城県守谷市の【家庭教育講座】で講演しします

茨城県守谷市の生涯学習課が主催している「家庭教育講座」で、子育てカウンセリング・リソースポート代表の半田がお話しすることとなりました。

テーマは『愛される子を育てるかかわり』です。

「愛」というと大げさですが、【自分で自分を愛せること】や【人から愛されること】についてお話ししたいと思っています。

毎日の子育てのちょっとしたかかわりの中で、【自分で自分を愛せること】や【人から愛されること】の基盤が育ってくるように思います。

「広報もりや11月25日号」の記事を貼り付けておきます。

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乳幼児を育てているお父さんお母さんから、高校生や大学生のお父さんお母さんまで幅広い方に役立つ内容だと思います。

お申し込みは、市役所の生涯学習課までお電話でお願いします。

 

講師 : 半田一郎(子育てカウンセリング・リソースポート代表)

日時 : 12月18日(水)午前10時~11時40分

受付 : 9時45分から

場所 : 守谷市役所大会議室(1F)

料金 : 無料

 

申し込み方法:12月10日(火)までに電話で申し込む

問い合わせ:守谷市生涯学習課生涯学習グループ

守谷市役所の電話番号:0297-45-1111

 

広報もりや11月25日号は以下のリンク先からご参照ください

 広報もりや11月25日号(茨城県守谷市) 

 

2019年8月 2日 (金)

すみれ教育心理オフィス

インターネットを通して、『すみれ教育心理オフィス』さんとつながりができました。

 

2019年7月2日から兵庫県西宮市の阪急甲東園駅西から徒歩1分のところにオープンされたそうです。

 

『すみれ教育心理オフィス』さんは、「女性・親子のための相談室」としてカウンセリングを行っています。LGBTフレンドリーですが、16歳以上の方は、原則として女性のみの相談を受け付けているとのことです。

 

代表の藤井優子さんは、臨床心理士と公認心理師の資格を持つカウンセラーです。

高校の先生をされた後、大学院で学ばれて、臨床心理士の資格を取られたようです。その後、大学で臨床心理学、発達心理学、学校心理学、心理検査法実習等の講義を担当されたとのことです。そして、『すみれ教育心理オフィス』を開設されました。

教育や発達分野に専門性が高く、支持的カウンセリングを基本とした支援をされているということです。

 

『すみれ教育心理オフィス』さんのWEBサイトは以下のリンクからどうぞ

 

すみれ教育心理オフィス

 

2019年4月 9日 (火)

茨城県子どもを虐待から守る条例が4月1日から施行されました

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茨城県子どもを虐待から守る条例が2019年4月1日から施行されました。新元号の発表に隠れて、ほとんどニュースになっていませんが意外と重要な内容を含む条例です。

ここでは、特に、子どもへの支援について定めてある条文を紹介していきたいと思います。

 

 

虐待を受けた子どもに対する援助

第18 条 県は,虐待を受けた子どもが虐待から守られ,かつ,良好な家庭的環境で生活できるようにするとともに,当該子どもの心身の健康の回復を図るため,当該子どもに対し,その年齢,心身の状況等を十分考慮して,必要な援助を行うものとする。
2 県は,虐待を受けた子どもが保護者となったときに良好な家庭環境を形成するよう,当該子どもに対し,その成長の過程において必要な援助を行うものとする。

すごく大切なことが書かれています。虐待を受けた子どもには、虐待から守るだけではなく虐待から回復していけるように支援が必要なのです。茨城県がそのために必要な援助を行うと定められています。また、虐待を受けた子どもが大人へと成長する過程でも援助を行うと定められています。

子どもを虐待から守るだけでは不十分で、虐待から回復できるように支援し続けることが大切です。その支援を茨城県が行うと明文化されていますので、大変心強く感じます。

 

子ども自身による安全確保への支援

第22 条 県は,子どもが虐待から自らの安全を確保することができるようにするため,子どもに対し,情報の提供その他の必要な支援を行うものとする。

子ども自身が自分自身を守るということを茨城県が支援するということです。子ども自身をエンパワーメントするということです。子どもは虐待から守られるという受け身の存在というだけではなく、自分自身で自分を支えていくという能動的な存在です。そういう能動的な力を茨城県が育てていくという積極的な姿勢を打ち出しています。小学校などでの、情報提供や安全教育、人権教育が充実していくのではないかと期待が高まります。

 

自立支援の充実

第23 条 県は,児童福祉法第27 条第1項第3号の規定により,里親への委託,児童養護施設への入所その他の措置を講じた場合において,これらの措置を解除するときは,これらの措置を受けた者に対し,円滑に社会で自立することができるよう,必要な支援を行うものとする。

養護施設の出身者が、成人に達した途端に社会で独り立ちするように求められて大変苦労したりつらい思いをしているという現状があります。そういった若者を支援するNPOなどもありますが、十分ではありません。茨城県は養護施設などの出身者に対して、社会で自立できるような支援を行っていくと明文化されています。今までなかなか支援の手が届かなかったところなので、茨城県の姿勢は本当に頼もしく感じられます。

 

「茨城県子どもを虐待から守る条例」については、以下のリンク先の茨城県のWEBページからご参照ください。

「茨城県子どもを虐待から守る条例」が公布されました/茨城県

「茨城県子どもを虐待から守る条例」の条文については以下のリンクからPDFファイルをご参照ください。

茨城県条例第58 号 茨城県子どもを虐待から守る条例

 

2019年1月20日 (日)

子育てに悩んでいる全ての大人へ~小さな工夫で子どもを支える3分でできるカウンセリング技法~

東京大志学園千葉校の主催によるシンポジウムでお話しします。
 
 
東京大志学園千葉校のホ-ムページから情報を転載します。
 
 
【お知らせ】平成30年度 第3回教育シンポジウム
 
平成30年度「教育シンポジウム」第3回目を下記の日時で開催いたします。
 
第1部に不登校を克服した高校生の体験発表、第2部では講師の先生のご講演を予定しております。ぜひお気軽にご参加くださいませ。
 
【テーマ】
子育てに悩んでいる全ての大人へ
小さな工夫で子どもを支える3分でできるカウンセリング技法
 
【講 師】
 半田 一郎先生
(学校心理士スーパーバイザー、臨床心理士、合同会社リソーズポート代表)
 
【日 時】 2月9日(土) 10:00~12:30
 
【対 象】 不登校生の対応にご関心がある保護者、教育関係者の方
 
【会 場】 こども教育支援財団 千葉分室
 
【参加費】 資料代として1組1000円(こども教育支援財団会員の方は無料)
 
【申込み締め切り】 2月7日まで
 
お申し込み
以下のリンク先ホームページからお願いします。
 
 
 

2018年9月23日 (日)

日本離婚・再婚家族と子ども研究学会第1回大会

日本離婚・再婚家族と子ども研究学会第1回大会が、2018年11月3日(土)~4日(日)の2日間の日程で、茨城大学水戸キャンパスにて開催されます。

 

 

 

 

離婚と再婚は、ごく一般的になりました。

 

でも、子どもたちが、親の離婚や再婚のプロセスの中でつらい思いをしてしまうことも。多いように思います。

 

 

 

 

大会のテーマは「日本における離婚・再婚家族と子どもの養育をめぐって」というものです。子どもたちが、安心して暮らしていけるための、知見を共有できる大会が期待されます。

 

 

 

 

ワークショップが2つ開催され、非会員の人も参加可能だということです。

 

 

 

 

ワークショップA.

 

 

FAITプログラム FAIT-Japan 

 

 

 

 

会場 : 講義棟28番教室

 

 

 

 

日時 : 2018年11月4日 9:30~12:30

 

 

 

 

内容

 

 離婚家庭と子どもへの支援 ~FAIT(Families in Transition)プログラムの紹介と実践~)

 

 

 

 

ファシリテーター

 

 福丸由佳(白梅学園大学)

 

 大瀧玲子(日本女子大学カウンセリングセンター)

 

 曽山いづみ(奈良女子大学)

 

 

 

ワークショップB.

 

 

ステップファミリープログラム

 

 SAJ(ステップファミリー・アソシエーション・オブ・ジャパン) 

 

 

 

 

会場 : 講義棟29番教室

 

 

 

 

日時 : 2018年11月4日 9:30~12:30

 

 

 

 

内容

 

 ステップファミリーの基本理解とサポートプログラムの紹介

 

 

 

 

ファシリテーター

 

 緒倉珠巳(SAJ)

 

 

 

 

Photo

 

 

 

参加方法などは、大会のホームページをご参照ください。

 

2016年8月13日 (土)

時間の感覚がない子ども達

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 最近、時間の感覚がない子ども達が増えているようです。例えば、夕方に「いま何時?」と聞いてみると、「1時ぐらいかな?」などと見当違いの答えが返ってくるようです。こういう状態だと、急ぐようにいくら言っても、時間に合わせて行動することが難しいと思われます。例えば、あと10分で出かけなくてはいけないけど、その10分の間隔が身体の感覚として分かっていないと、その時間に合わせて行動することができないわけですね。そういう子ども達に、しつけの問題として一生懸命言い聞かせても、時間に合わせて行動できるようにはならないですね。

 

 

 

時計を見ずに直感で答える

 

 時間の感覚がきちんと持てていない子ども達でも、時間感覚を育てていくのは、意外と簡単なことです。時間を聞いてあげるのです。聞いたときに、時計を見て答えるのではなくて、直感や想像で、いまの時間を当てるのです。ちょっとしたクイズや遊びのように楽しむことがコツですね。子どもに聞くだけではなくて、大人も一緒に当てるようにしたら楽しいですね。やり始めた最初の頃はなかなか当たりませんが、子どもの成長は早いので、意外とすぐに当たるようになってきます。

 

ちょっとした時にできますので、お試し下さい。

 

 

 

では、このブログを読んでいる皆さん

 

「いま何時?」 直感でどうぞ

2016年8月 9日 (火)

切り替えができたらほめよう

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昔は気持ちを切り替えなくて良かった

 

 20年前の子ども達はも、現在の子ども達も、楽しいもの面白いものが好きなことには変わりがありません。子どもは、いつまでもテレビを見ていたいし、いつまでも遊んでいたいものです。昔も今も変わりはありません。でも、昔の子ども達は、いつまでもテレビを見ていたり、いつまでも遊んでばかりいるということは少なかったと思います。それは、子ども達が自分を上手にコントロールできたていたわけではありません。

 

 例えば、どんなにテレビアニメが好きでも、テレビの子ども番組は30分で終わってしまいます。子どもがどんなにわがままでも、自己コントロールができなくても、いつまでもその番組を見続けることはできないのです。自分で切り替えをする必要そのものがありません。昔の子どもの遊びは、そとで友達と遊ぶことが一般的でした。そとで遊んでいても、日が暮れれば、遊びを続けることができません。あたりは真っ暗になって、嫌でも遊びをやめて家に帰らざるを得ないでしょう。やっぱり、切り替えることなんか、全く必要なかったのです。

 

 

 

現代社会は切り替えが必要

 

 最近の子ども達の遊びは昔と全く違っています。子ども達は、例えば、子ども達は昔よりもテレビを見なくなりました。もちろんテレビも見ますが、それよりも、youtubeで動画を見ている子ども達が多いと思います。それから、遊びと言えば、ゲームです。自分専用の携帯ゲーム機を持っていて、それで遊ぶことが多いと思います。

 

 例えば、youtubeで動画を見ると、右側に関連動画がずらーっと並んでいます。一本一本の動画は短いことが多いですが、そのずらーっと並んだ関連動画は際限なく並んでいて、いくらでも長時間見続けることができます。ちょっとクリックすればいくらでも動画を見ることができるわけです。

 

 つまり、自然に番組が終わるわけではないので、動画を見るのをやめるには、自分で自分をコントロールして切り替える力が必要になるわけです。

 

 ゲームをやめる時も同じです、いつまでもゲームは続けられます。どこかでゲームをやめるには、自分で自分をコントロールして切り替えをしなくてはならないのです。

 

 子ども達の事情について書いてきましたが、大人も全く同じ状況におかれています。上手に切り替えができる人は、自分の時間を上手く活用して色々な活動を楽 しむことができます。しかし、切り替えが上手くできないと、あることに時間をとられてしまって、生活が上手く回らなくなってしまいがちです。

 

 実は、現代社会を生き抜いていくためには、切り替える力が絶対に必要なのですが、そのことはあまり注目されていないのです。

 

 

 

切り替えができたらほめてあげましょう

 

 大人になっても、切り替える力が必要ですから、子どものうちから、その力を身につけられるように、上手く育ててあげたいものです。切り替えができたら、そこで上手くほめてあげることが大切です。

 

 例えば、今の遊びをやめて次の遊びに移った時や、「切り替えができて偉いね」などとほめてあげるのです。また、切り替えるチャンスを作ってあげることも大切です。遊びを無理矢理にやめさせるのでは、切り替える力はつきません。上手に次の活動に誘ってあげて、切り替える力を自分が使うチャンスを作ります。例えば、「おやつだから、ゲームをやめて一緒に食べよう」と誘ってあげます。それで少し待ってあげて、自分からゲームをやめておやつを食べに来たら、「切り替えができて偉いね。」とほめてあげるのです。