学問・資格

2022年2月 5日 (土)

スクールカウンセラーだより

スクールカウンセラーにとって、スクールカウンセラーだよりは、意外と大切な活動です。

スクールカウンセラーの存在を知ってもらったり、カウンセリングへの抵抗感を低くしたり、心理学的な知識を伝えてメンタルヘルスに役立ててもらったり、色々な意味がある活動です。

でも、スクールカウンセラーは勤務時間中カウンセリングの面接や先生方との連携や情報交換で時間があまりありません。スクールカウンセラーだより作成をする時間がなかなか取りにくい現状があります。

そこで、スクールカウンセラーだよりの作成をサポートするためのサイトを立ち上げました。スクールカウンセラーだよりの実例も掲載していて、ダウンロードすることもできます。以下のリンク先をご参照ください。

「スクールカウンセラーだよりまとめ」

https://sc.psychologist.link/

 

2021年6月14日 (月)

心理のコツ

公認心理師ができてから、心理職の活動が広がっていると思います。

Twitterやブログでも、心理師・心理士の情報発信が盛んになってきました。

 

そんな中でも、面白いサイトを発見しました。

梅干し大吟醸の「心理のブログ」 というサイトです。

心理師・心理士としての活動のコツがまとめられています。

心理師・心理士のためだけではなく、一般の人にとっても役立つ内容だと感じます。

ブログ主さんは、臨床心理師、公認心理師、精神保健福祉士というトリプル資格の専門職で、精神科でグループや集団の場で支援を行っていらっしゃいます。心理師・心理士の仕事は、個別面接に偏りがちですが、このサイトでは、集団の場面での活動に基づいて書かれています。そのため、ブログの記事は通常の人間関係(会社の人間関係や友達関係)に良く当てはまるのではないかと感じました。

例えば、「こんな時は要注意」というタイトルの記事が、いくつかあげられていますが、会社でのチームワークの時に役立つ記事のように思いました。

集団精神療法での立ち居振る舞い〜出来ないことは出来ないと言う〜」という記事では、枠組みの話が書かれています。枠組みは心理職としては非常に大切で、支援が上手くいかない時には、枠組みから外れていないかかどうか、考えてみることで、気づきが得られたりします。この記事の中では、「枠に縛られるな、枠を設定しよう」と書かれていて、枠組みを適切に設定することの大切さが書かれています。

 

これからますます記事が投稿される気配があります。

ぜひ、見に行ってみてください。

2020年9月14日 (月)

スクールカウンセラー初任者の方限定のケースコンサルテーション

10月限定で、スクールカウンセラー初任者の方限定のケースコンサルテーション(スーパービジョン)を行うことにしました。

料金は、1回60分で平日は 1,200円、土日祝日は 2,400円です。


ケースコンサルテーションは、オンライン(Zoom)で行います。

スクールカウンセラーは、各学校で1人の心理職として活動しています。多くの初任者と同じで先輩から学ぶことが非常に大切なのですが、それが難しい状況です。そこで、初任者のスクールカウンセラーの方が、気軽に自分の実践を振り返り学ぶ機会を提供したいと考えています。ZOOMを使用しますので、遠くの方もご利用いただけます。Zoomのご利用に不慣れな方もご相談ください。



ケースコンサルテーションとは
 

多くの人にとって、ケースコンサルテーションという言葉は聞き慣れないかもしれません。一般的には、スーパービジョン(SV : Super Vision)と言うことが多いかもしれません。スーパービジョンでもケースコンサルテーションでも、ケースの支援に関して、具体的に支援のプロセスを検討し、これから先に良い支援を提供するための方法やかかわり方を検討します。しかし、本来SV(スーパービジョン)には、監視、監督という意味があります。したがって、トレーニング中に指導者から指導を受ける場合や職場の上司から指導を受ける場合には、SVという言葉を使うことが適切な場合が多いでしょう。
しかし、リソースポートで提供できるサービスは、監視でも監督でもありませんし、指導でもありません。したがって、SVと呼ぶことは適切とは言えません。そこで、事例について一緒に考えるという意味を込めてケースコンサルテーションという言葉を使っております。

こんな方にお勧めします

スーパーバイザーを探している

 スーパービジョンを受けたいと思っても探すことが難しいと思います。スーパーバイザーとの相性もあるので、SVを利用してみないと自分に合っているかどうか分かりにくいと思います。しかし、1回1万円近い費用がかかるので、費用的なハードルも高いと思います。今回は初任者限定のケースコンサルテーションですが、割引の料金ですので気軽にお試しいただけると思います。

学校にあったカウンセリングについて学びたい

 スクールカウンセラーの活動は、学校という日常の場で行われています。場の特質にあった心理支援が必要です。子どもの支援も、廊下での立ち話からカウンセリングまで、幅広く対応せざるを得ません。カウンセラーとしてケースを支援するだけではなく、チーム学校の一員として学校組織の中で動くことも求められます。また、保護者と良い関係を築きながら、学校の中で機能し、子どもを支援することも必要です。複雑な関係性の中で、様々な役割を担うことが求められているのです。だからこそ、「学校」という場を熟知したコンサルタント(スーパーバイザー)のSVを利用することが大切です。
 このケースコンサルテーションのコンサルタントは、学校での豊富な経験を持ち、学校心理学という理論的枠組みを持っています。学校でのスクールカウンセラー活動を一緒に深く考えることお手伝いできると考えています。

2020年10月限定です

今年はコロナ禍の影響で、学校現場には様々な負担がありました。スクールカウンセラーも、初めての事態への対応で疲れがたまってきた時期だと思います。
そこで、2020年10月限定で、割引の料金でケースコンサルテーションを提供いたします。

スクールカウンセラー初任者限定です

スクールカウンセラー初任者は、立場も収入も不安定です。そこで、初任者限定で、 割引の料金でケースコンサルテーションを提供いたします。スクールカウンセラーとしての経験が1年目~3年目の初任者の方に、割引価格でコンサルテーションを提供します。
※他機関での経験年数は含みません。

 

詳しい情報とお申し込みは、以下のサイトからどうぞ。

スクールカウンセラー初任者のための ケースコンサルテーション

2019年11月13日 (水)

いじめ:その理解と予防に向けた取り組み(文教大学生涯学習センター教育課題解決セミナー)

2019年12月14日に開かれる「いじめ:その理解と予防に向けた取り組み」というシンポジウムに登壇することとなりました。

講座の進行

 13:00~13:10 開会
  趣旨説明及び日程説明
  講師:桑原 千明

 13:10~14:10 講演
  児童・青年の攻撃行動の理解と対応
  ―学校でのいじめへの取り組みへの示唆―
  講師:筑波大学教授 濱口 佳和

 14:20~17:20 シンポジウム
  現場におけるいじめへの取り組み

  提案者:
   中川 こずえ「教育委員会としての取り組み」
   蜂谷 太朗 「学級におけるいじめ予防の取り組み」
   半田 一郎 「スクールカウンセラーの実践から」
   肥田 乃梨子「学校に予防プログラムを導入する取り組み」

   指定討論者:濱口 佳和
   司会:桑原 千明

 17:20~17:30 総括・閉会
   講師:桑原 千明

講座概要

平成25年にいじめ防止対策推進法が改定されましたが、その後も依然としていじめの認知件数は増加し続けており、悲しいニュースが後を絶ちません。いじめは形態が多様化しており、被害を受けた子どもたちへの影響が深刻であることはもちろん、加害者である子どもに対する支援も必要であることが研究によって示されています。また小学校4~6年生を対象とした調査によれば、児童の大多数が3年間に1度はいじめの加害者になったことがあると報告しています。つまり、誰もが被害者、加害者になりえる環境の中で、いかにいじめを発生させない学校・学級をつくるか、発生したいじめをいかに早期に発見し対応するかが求められているのです。
そこで本セミナーでは、改めていじめをテーマとして取り上げ、いじめ発生のメカニズムや予防、早期発見・対応の方策について、「教育学・心理学」×「研究・実践」の視点から話題提供をするとともに、実践のための方策を検討することを目的としています。

 

講座の詳しい内容やお申し込みは以下のリンク先からどうぞ

https://shougai.bunkyo.ac.jp/course/detail/351/

私は、スクールカウンセラーの立場から、学校での実践について具体的なことを報告したいと思っております。他ではなかなか聞けない話になると思います。学校の先生やスクールカウンセラーはぜひお越しください。

 

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2019年8月 2日 (金)

すみれ教育心理オフィス

インターネットを通して、『すみれ教育心理オフィス』さんとつながりができました。

 

2019年7月2日から兵庫県西宮市の阪急甲東園駅西から徒歩1分のところにオープンされたそうです。

 

『すみれ教育心理オフィス』さんは、「女性・親子のための相談室」としてカウンセリングを行っています。LGBTフレンドリーですが、16歳以上の方は、原則として女性のみの相談を受け付けているとのことです。

 

代表の藤井優子さんは、臨床心理士と公認心理師の資格を持つカウンセラーです。

高校の先生をされた後、大学院で学ばれて、臨床心理士の資格を取られたようです。その後、大学で臨床心理学、発達心理学、学校心理学、心理検査法実習等の講義を担当されたとのことです。そして、『すみれ教育心理オフィス』を開設されました。

教育や発達分野に専門性が高く、支持的カウンセリングを基本とした支援をされているということです。

 

『すみれ教育心理オフィス』さんのWEBサイトは以下のリンクからどうぞ

 

すみれ教育心理オフィス

 

2019年7月 3日 (水)

子どもの生きづらさに耳を傾けるー自殺防止のためにー

社会福祉法人 茨城いのちの電話  公開講座
子どもの生きづらさに耳を傾けるー自殺防止のためにー

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公開講座 概要

日 程 :令和元年 8月10日(土)
時 間 :午後2時~4時
開 場 :午後1時30分
会 場 :つくば国際会議場 中会議室202
料 金 :無料
定 員 :予約参加190名

講師

諸富祥彦氏

明治大学文学部教授
筑波大学大学院博士課程修了 教育学博士
英国イーストアングリア大学、米国トランスパーソナル心理学研急所客員研究員
千葉大学教育学部講師、助教授、明治大学文学部助教授を経て、現職

 

お申し込みは、こくちーずプロからどうぞ

https://www.kokuchpro.com/event/iid20190810/

 

2019年4月15日 (月)

自殺対策におけるSNS相談のガイドラインが公表されました

10代の若者が亡くなってしまったとき、その原因では何が多いか知っていますか?

実は、死亡の原因の第1位は自殺で、第2位は事故、第3位は悪性新生物(ガンなど)です。日本以外のG7の国では、若年層の死亡原因は、1位が事故で、2位が自殺(イタリアだけ3位)となっています。

つまり、日本の若者は、諸外国に比べて自殺で亡くなってしまう率が高いのです。しかも、ここ数年日本の若者の中では、自殺で亡くなってしまう人の数が少しずつ増えています。実は、それ以外の年齢では、自殺死亡率は9年連続で減少しています。

子どもたちや若者が、自殺してしまう状況っていうのは、本当に悲しいことだと思います。

 

自殺率の推移

 

そういった実態を踏まえて、厚生労働省から自殺予防のためのSNS相談についてのガイドラインが公表されていました。

若者は、電話で相談することは抵抗が強いと言われています。チャットなどの方が抵抗が低いということで、SNSを活用した相談のほうが若者たちが利用が促進されると期待させています。一方では、チャットやSNS特有のやりとりの雰囲気やルールがあるので、それにも対応しつつ、相談していくことが大切です。

そういうわけで、SNS相談を上手く進めていくためのガイドラインが作成されて公表されたということです。

 

チャットでの相談の具体例(仮想例)も公開されていて解説もついていますので、参考になります。チャットの相談を担当しない人も、一通り見ておいて損はないと思います。

 

自殺対策におけるSNS相談事業(チャット・スマホアプリ等を活用した文字による相談事業)ガイドラインの公表について

 

 

2018年12月25日 (火)

スクールカウンセラーのためのWEBセミナーを開催します

子育てカウンセリング・リソースポートは、スクールカウンセラーのためのWEBセミナーを開催することにしました。

このウェブセミナーは、学校現場でのスクールカウンセラーとしての実践力を高めるための知識とスキルを学ぶ連続講座です。

 チーム学校が本格的に動き始めたり、公認心理師が誕生したり、スクールカウンセラーをめぐる状況は激動の時代を迎えています。
 しかし、一方ではスクールカウンセラーは20年前と変わらず、たった一人の非常勤心理職として学校で活動しています。様々な課題に直面しながらも、現場では一人で対応していかなくてはなりません。若手から中堅のスクールカウンセラーの方々は、現場でいろいろと試行錯誤しながら日々の実践を行ってきていると思います。

 以下のようなことで対応に迷っているスクールカウンセラーも多いかもしれません。

  • 先生から具体的なアドバイスを求められても、一般的なアドバイスだけになっている
  • コンサルテーションを行うときの見立てに自信が持てない
  • ケース会議で発言をしても、心理のアプローチやアセスメントを理解してもらえない 
  • 保護者と学校の板挟みになってしまう
  • 学校主導で子どもと面接したが、カウンセリングが深まらない。
 こういった問題にきちんと対処し、子どもを支援できるスクールカウンセラーを目指し、一緒に学んでいきませんか?学校現場で機能するスクールカウンセラーとして成長していきましょう。

セミナー概要

対 象 :若手から中堅のスクールカウンセラー
日 程 :第1回2月22日(金)、第2回3月22日(金)
時 間 :各回19時00分~21時00分(2時間)
料 金 :5,000円(全2回分)
定 員 :6名(最小実施人数:3名)
システム:WEB会議システムのZOOM(ズーム)を使用します。
     ※安定したインターネット回線でのアクセスをお勧めします。
     ※スマホでも参加可能です。
講 師 :半田一郎(子育てカウンセリング・リソースポート代表)

講師プロフィール

講 師 :半田一郎
資 格 :学校心理士スーパーバイザー、臨床心理士
著 作 :一瞬でよい変化が起きる10秒30秒3分カウンセリング
 -すべての教師とスクールカウンセラーのために ほんの森出版
     他多数

※講師のよって立つ理論やアプローチに関しては以下のリンクをご参照ください。
 支援のアプローチ(理論や方法)|子育てカウンセリング・リソースポート

セミナー各回の内容

第1回 2月22日(金) 19時00分~21時00分
 子どもとのカウンセリング
第2回 3月22日(金) 19時00分~21時00分
 教職員とのコンサルテーション
※各回ともミニレクチャーを行った後、参加者同士のディスカッションやシェアリングを行います。

参加お申込み

事前にチケットをお申込みください。
※ご予約の方には、開催日1週間前を目途に、ご参加方法の詳細ご案内メールをお送りいたします。
※ご案内メールはPeatixのシステムからの送信となりますので、どうぞお見逃しなく。

事前サポート

このオンラインセミナーでは、オンライン会議システムZOOM(ズーム)を使います。
毎回開始20分前より、オンラインセミナーやズームをお使いになるのが初めての方、参加の仕方やツールの使い方にご不安をお持ちの方に向けて、事前サポートの時間を設けます。
セミナーの中では、講座内容を優先するため、ZOOMの使い方は最小限度のご案内になります。ご不安のある方は、ぜひ事前サポートにご参加ください。事前サポートについても、1週間前の詳細メールの中でご案内いたします。

キャンセルポリシー

やむを得ない事情で欠席される場合には、セミナー開始の48時間前までにご連絡をお願いいたします。その回のセミナー料金(1回分2,500円)から振込手数料を引いた金額をご返金致します。


その他

※2019年度には、全5回の講座として実施する予定です。
 本講座は主催者側がZOOMの利用に習熟する意味もあり、試行的な位置づけで実施します。
 そのため、リーズナブルな価格設定となっています。
※学校心理士の更新ポイント(B1)として申請中です。
 全ての時間に参加した場合、学校心理士の更新ポイント1ポイント(B1)が取得できる予定です。

主催
 子育てカウンセリング・リソースポート|茨城県守谷市
お申し込みは、Peatixからお願いいたします。

https://peatix.com/event/585544

2018年9月23日 (日)

日本離婚・再婚家族と子ども研究学会第1回大会

日本離婚・再婚家族と子ども研究学会第1回大会が、2018年11月3日(土)~4日(日)の2日間の日程で、茨城大学水戸キャンパスにて開催されます。

 

 

 

 

離婚と再婚は、ごく一般的になりました。

 

でも、子どもたちが、親の離婚や再婚のプロセスの中でつらい思いをしてしまうことも。多いように思います。

 

 

 

 

大会のテーマは「日本における離婚・再婚家族と子どもの養育をめぐって」というものです。子どもたちが、安心して暮らしていけるための、知見を共有できる大会が期待されます。

 

 

 

 

ワークショップが2つ開催され、非会員の人も参加可能だということです。

 

 

 

 

ワークショップA.

 

 

FAITプログラム FAIT-Japan 

 

 

 

 

会場 : 講義棟28番教室

 

 

 

 

日時 : 2018年11月4日 9:30~12:30

 

 

 

 

内容

 

 離婚家庭と子どもへの支援 ~FAIT(Families in Transition)プログラムの紹介と実践~)

 

 

 

 

ファシリテーター

 

 福丸由佳(白梅学園大学)

 

 大瀧玲子(日本女子大学カウンセリングセンター)

 

 曽山いづみ(奈良女子大学)

 

 

 

ワークショップB.

 

 

ステップファミリープログラム

 

 SAJ(ステップファミリー・アソシエーション・オブ・ジャパン) 

 

 

 

 

会場 : 講義棟29番教室

 

 

 

 

日時 : 2018年11月4日 9:30~12:30

 

 

 

 

内容

 

 ステップファミリーの基本理解とサポートプログラムの紹介

 

 

 

 

ファシリテーター

 

 緒倉珠巳(SAJ)

 

 

 

 

Photo

 

 

 

参加方法などは、大会のホームページをご参照ください。

 

2018年8月30日 (木)

無料提供E-Book「ケースレポートの書き方」学校心理士申請

「学校心理士」という資格があります。

学校の先生や心の教室相談員、保育士さんなどが取得できる資格です。資格取得には、以下の5つのポイントがあります。
 
  1. 実践経験5年 …普通の実践でOKです
  2. スーパービジョン …1つのハードルです
  3. ケースレポート …最大のハードルです
  4. 多肢選択式の試験 …勉強すれば難しくありません
  5. 論述式の試験 …勉強すれば難しくありません
 
その中の最大のハードルである、ケースレポートの書き方について解説したE-Bookを無料で配布しています。
 
STORES.jpというサイトを活用して、だれでも無料でダウンロードできるようにしています。
 
以下のリンク先からダウンロードしてください。
 
 

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