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2010年7月 2日 (金)

サッカー日本代表への評価

サッカー日本代表が帰国しました。日本代表への評価が、ワールドカップ直前と直後では、手のひらを返したように違ってしまったことに大きな違和感があります。

もし、「勝つか負けるか」、「点を取るか取らないか」、という視点でしか評価をすることができなければ、その評価は非常に荒い物になり、ちょっとした結果の違いで、大きく左右されてしまうことになると思います。結果が全てという考え方もあると思います。しかし、それでは、試合の中で、より点を多く取った方が勝つという、勝ち負けの結果と質的に違いがありません。だから、その上に、「結果が全てだ」として、評価したり、判断したりすることは、ほとんど意味がないように思います。

「ノーベル賞を取ったからすごいので、国民栄誉賞をあげる。」のように、すでに判断され、評価されたことと同じ評価軸を使って何かを判断・評価してもほとんど意味がないのです。


しかし、私達に伝わってくる情報は、マスコミを通して伝わってくる非常に断片的で、断定的な情報だけになります。私達が、日本代表の活動を、私達の独自の評価軸を持ち、しっかりと評価していくことは元々難しい状況にあります。私達が取るべき態度は、「私達が理解していることは、事実のごく限られた側面でしかない」として、自分の判断や評価が一面的かもしれないという態度かもしれません。

スクールカウンセラーの仕事では、子どもたちの不適応や問題行動に関して子どもを支援していきます。例えば、不登校という状況に関わるとして、学校に行ったかどうかという判断の軸しかなければ、上述のように、その評価は評価としてほとんど意味がありません。学校に行ったか行かないかということは、既に行為として結果が出ているからです。そうではなく、何がどのように生じているかについて、理解し判断する視点を持たなくてはならないでしょう。

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