沈黙はことばに
ことばは沈黙に 光は闇に 生は死の中にこそあるものなれ 飛翔せるタカの 虚空にこそ輝ける如くに -「エアの創造」- |
ゲド戦記の1巻(岩波書店)の扉に書いてある言葉です。
その言葉を反対にして
「沈黙はことばに、闇は光に、死は生の中にこそあるものなれ」と考えてみてもおもしろいような気がします。
言葉にできず沈黙しているならば、その沈黙はすでに何かを語っているのでしょう。
何かが語られているからこそ、その言葉の届かない何かは沈黙されているのです。
闇が闇として認識されるのならば、それはもう既に闇ではないでしょう。
光の中にこそ真の闇があるのかもしれません。
死が生の終わりであるならば、それは生きている人全てに決して訪れることはないはずです。
生きている時間の中にこそ本当の死があるのかもしれません。
「技術は人格の中にこそある」とか「人格は技術の中にこそある」とか書いたら、論争がまた勃発してしまうでしょうか。
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